借金から得られるレバレッジ効果って何ですか？
利益が増やせると聞きますが、よくわかりません…
レバレッジ効果とは、「てこの原理」のような考え方です。
自己資金が少なくても、お金を借りて大きな資金が扱えるようにし利益を増やすこと。
記事を読むと、考え方・注意点・活用のポイントがわかります。
【目次】 クリックで該当箇所へ移動！
借金のレバレッジ効果でビジネスは加速する！
借金をするとレバレッジ効果が得られ、ビジネスの成長スピードを加速させることができます。
ポイント
レバレッジ効果とは「テコの原理」のこと。
小さい力で大きな効果を得ることを指します。
少ない自己資金でも、借金を利用することで、大きな利益を得ることが可能となります。
「レバレッジをかける」、「レバレッジを効かせる」と表現されることが多いです。
自己資金100万円でビジネスに取り組んだ場合で考えてみます。
自己資金100万円だけで、年間10万円の利益が得られると利回りは10%となる。
借入金200万円を金利3%の借金で借り入れ、同じ利回り10%だとすると、年間30万円の収益となる。
年間利息6万円を差し引くと、利益は24万円となる。
同じ利回りでも、利益はおよそ3倍となっている！
自己資金100万円での計算例
【自己資金100万円だけの場合】
- 自己資金100万円×利回り10%＝年間利益10万円
【自己資金100万円と借入金200万円で取り組んだ場合】
- [自己資金100万円＋借入金200万円]×利回り10%＝年間収益30万円
- 借入金200万円×金利3%＝年間利息6万円
- 年間収益30万円－年間利息6万円＝年間利益24万円
レバレッジ効果を利用するビジネス・投資は、以下のようなものがあります。
- 不動産投資
- 株式取引
- FX
- 物販
借入金は、ビジネスや副業の資金として、レバレッジを効かせることができます。
物販は、仕入れを増やすことができるため、レバレッジを効かせやすいでしょう。
レバレッジ効果で「リターン10倍」・「リスク10倍」
レバレッジ効果は、リターンが10倍となる可能性も秘めていますが、リスクも10倍となってしまうことも覚えておきましょう。
レバレッジ効果を利用したい場合、理解したうえで利用するとリスクを下げることもできます。
上手にコントロールしましょう！
借金が返済不能となるリスク
借金をするため、当たり前ですが返済の義務があります。
計算通り、予想通りに利益が上げられず返済ができなくなる可能性も考えられます。
企業では倒産リスク、個人では破産リスクがあります。
レバレッジをかける際は、利益が十分に見込めるものを対象としましょう。
逆レバレッジ（逆ザヤ）になるリスク
レバレッジが反対の方向へ働いてしまうケースがあります。
200万円を借り入れて、10万円の利益を上げても、金利が15%であれば-5万円となり赤字となるでしょう。
これを逆レバレッジといいます。
レバレッジ効果は、支払利息よりも、利益が見込める場合にのみ借金をすると得られます。
レバレッジ効果を活用するための条件
レバレッジ効果を活用するための条件があります。
- 成功と失敗の確率が50%：50%ではない。
- 成功と失敗の成果が同じではない。
- 利息よりも利益の方が大きい。
すべての条件を満たしているかを確認しましょう。
例えば、不動産投資で確認した結果が以下の様であれば条件を満たしているといえます。
不動産投資での条件確認の例
- 似た条件の物件内容で、収益が出ているデータがある。
- 成功：毎月利益を得る。 失敗：空室があり収入が減る。空室期間のみ収入が減るため、年間ではマイナスになりにくい。
- 借金の金利が3%で実質利回り8%
リスクをできるだけ低くし、リターンを狙うのがポイントです
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レバレッジ効果が得られやすいビジネス
レバレッジ効果が得られやすいビジネス・投資を紹介します。
ここで紹介しているのは一部の例となります。
紹介したビジネス以外でも、レバレッジ効果を得ることは可能です。
借金・融資により大きな資金を運用すると、同様の効果が得られます。
不動産投資
不動産投資は、金融機関からの融資を投資に活用することで、レバレッジが効かせられます。
「自己資金＋金融聞機関からの融資」により、自己資金だけでは得られない投資効果が得られます。
小さな自己資金からでも、資産価値の高い物件を購入し、大きな利益を得ることが可能です。
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FX
FXは、担保として預けた証拠金の数十倍の資金を利用して取引ができます。
少ない資金で大きな取引が可能です。
1ドル100円で考えた場合、2.5万ドル（250万円）の取引をするには、通常は250万円が必要です。
FXでは、レバレッジを効かせることにより、10万円の証拠金で250万円の取引が可能。
これは、25倍のレバレッジを効かせていることになります。
注意が必要なのは、為替相場が変動して損失が出た場合です。
必要証拠金しか預けていないと、損失が出た際に証拠金が不足するとロスカットが発生します。
（先ほどの例では、取引に利用した10万円。）
ロスカットが発生すると、取引が自動的に決済され、それ以上の損失拡大を防ぎます。
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株式投資
株式投資は、信用取引を利用することでレバレッジを効かせることができます。
信用取引とは、資金以上の金額で株式を購入することです。
委託保証金を証券会社に預け、預けた金額の3.3倍の取引が可能。
委託保証金100万円では、最大で330万円の取引ができます。
注意が必要なのは、相場が変動して損失が出た場合です。
損失が出ると、証券会社は損失分を委託保証金から差し引きます。
すると、取引を維持するために追証（おいしょう）という保証金の追加が必要となります。
追証を入金しない場合は、信用取引の金額自体を減らしてしまいます。
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物販
物販は、借入金を利用して仕入れを増やすことで、利益を大きくしてレバレッジを効かせます。
扱うお金が増えるので、高額商品の取り扱いも可能となるでしょう。
また、少ない資金では、仕入れて販売後の入金までを1回転とすると、2回転目で資金が不足する可能性があります。
借入金の利用で、資金がないために、次の仕入れが行えないということも解消できます。
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まとめ
- 借金・融資によるレバレッジ効果は、ビジネス・投資の成長を加速させる！
- レバレッジ効果で、「リターン10倍」だが「リスク10倍」にもなる。
- 利用の条件は①成功と失敗の確率が50%:50%ではない②成功と失敗の成果が同じではない③利息よりも利益の方が大きい
- レバレッジ効果が得られやすいビジネスは①不動産投資②FX③株式投資④物販
- レバレッジを効かせることが可能な条件が揃っているなら、積極的に活用した方が良い。
レバレッジ効果により、ビジネスの成長スピードが加速することがわかったと思います。
リターンを大きく狙えるのはいいですね！
活用できるかの条件をよく確認してみます！
レバレッジ効果は、小さな資本しか手元になくても利益を最大化させられます。
リターンも大きくできますが、リスクも大きくなるため注意が必要です。
ローリスク・ミドルリターンを狙うなら、「不動産投資」と「物販」での利用がオススメです。
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