NISAは、お得な制度だと聞きました。
「NISA」と「つみたてNISA」って何ですか?
どっちを始めたらいいのでしょうか…
はじめは、わかりづらいですよね。
でも安心してください、そんなにむずかしくありません!
カンタンに説明をしていきます!
読み終われば、どちらを始めるのか選べるようになります♪
【目次】 クリックで該当箇所へ移動!
「NISA」と「つみたてNISA」利用はどちらか一つ
NISAとは、少額投資非課税制度のことです。
NISAとつみたてNISAは、どちらか一つしか口座を作れません。
そのため、どちらを始めるのかを選択する必要があります。
また、一人一口座しか持つことができないという特徴があります。
A証券会社と、B証券会社の、2ヵ所以上にNISA口座を開設することは不可能です。
もしも、NISAとつみたてNISAを途中で切り替えたい場合は、1年に1度だけ切り替えができます。
どちらを始めればよいのか?
それぞれの特徴を知り、決めていきましょう♪
どちらも税制優遇制度!2つの制度の違い!
NISAとつみたてNISAは、どちらも税制優遇制度ですが、様々な違いがあります。
違いを理解するためには、5項目を基本に、比較すれば良いでしょう。
- 年間の非課税投資枠が違う
- 投資先の金融商品が違う
- 運用方法が違う
- 非課税投資期間が違う
- ロールオーバーが出来るかが違う
年間の非課税投資枠が違う
NISAは年間120万円、つみたてNISAは年間40万円が、非課税で投資することができる枠です。
非課税となる仕組みは、どちらも変わりません。
通常は、利益に対して20.315%の税金(所得税+住民税+復興特別所得税)がかかります。
NISAとつみたてNISAを利用すると、税金がかからずに、通常より約20%多く、利益を受け取れることになります。
投資先の金融商品が違う
NISAは、株式や投資信託などを含む、金融商品の多くをカバーしています。
個人向け国債以外は、ほとんど購入可能です。
選択肢の広さは、圧倒的にNISAが強いでしょう。
つみたてNISAは、投資信託のみとなります。
金融庁が定めた、ガイドラインに合致した金融商品のみが対象です。
厳選された内容であるため、リスクや成長性について、信頼性が高いものが揃っています。
運用方法が違う
NISAは、一括投資と積立投資を組み合わせる方法、またはどちらか片方で資産運用をする方法での投資が可能です。
一月に120万円を投資しても、毎月10万円ずつ投資することもできます。
いつ投資してもよいので、購入時期はあなたの自由です。
つみたてNISAは、積立投資で資産運用をします。
投資限度額である、40万円の枠をフル活用するのであれば、毎月3,3333円の積み立てを継続します。
一度に40万円を投資することはできません。
非課税投資期間が違う
NISAの非課税期間は5年間です。
また、NISAはロールオーバーがあるので最大10年間まで、期間の延長が可能です。
ロールオーバーとは?
ロールオーバーとは、非課税期間が終了した後に、翌年分の非課税枠を再利用すること。
これにより非課税期間が、5年間延長される。
5年間+5年間=合計10年間
つみたてNISAの非課税期間は20年間です。
現時点では、つみたてNISAではロールオーバーできません。
しかし、元々の非課税期間が長いので、問題はありません。
非課税期間に得た利益に対しては、税金がかかりません。
NISAも、つみたてNISAも同様です。
ロールオーバーが出来るかが違う
NISAは、ロールオーバーが可能です。
ロールオーバーとは、1年目で購入した金融商品を、6年目の非課税枠に資産移管することです。
ロールオーバーした分、非課税枠を使用しているため、新たに購入することは出来なくなります。
つみたてNISAは、ロールオーバーができません。
どっちを始めるかは投資の目的次第
どちらを選んで始めるのかは、投資目的によります。
- リターン重視で運用
- リスクを抑えて運用
- コツコツ堅実に運用
目的により、投資対象と運用方法を決めます。
二つの制度の違いを表にします。
NISA | つみたてNISA | |
利用者の年齢 | 20歳以上 | 20歳以上 |
非課税期間 | 5年(延長し10年間) | 20年間 |
非課税枠/年間 | 120万円 | 40万円 |
非課税枠/総額 | 600万円 | 800万円 |
対象金融商品 | 株式投資、投資信託 | 投資信託 |
運用方法 | 制限なし | 定期的な積み立て |
払い出し制限 | 制限なし | 制限なし |
目的を達成するには、どちらが向いているのかを確認しましょう。
「NISA」と「つみたてNISA」選択のポイント
「NISA」がオススメなのはこんな人!
資金を多く持っている人
NISAは、非課税枠が120万円と大きいです。
そのため、資金が多い人は限度額いっぱいを使い切った方がいいでしょう。
投資は余剰資金で行うものなので、資金に余裕がある人には、NISAが向いています。
5年以内で売買をしたい人
株式投資は、大きなリスクもありますが、大きなリターンを得ることも可能です。
一定期間内に利益を上げる投資は、難易度が高いでしょう。
リスクを取っても、5年以内の短期~中期投資で利益を得たい人には、NISAが向いています。
投資に慣れている人
NISAは、幅広い金融商品が扱えます。
NISAで扱える商品
- 株式投資、投資信託
- REIT(不動産投資信託)
- ETF(上場投資信託)
- ETN(上場投資証券)
ある程度の知識がある人は、確立された運用スタイルに沿って、投資を行えるでしょう。
投資慣れしている人には、NISAが向いています。
「つみたてNISA」がオススメなのはこんな人!
リスクを小さくしたい人
つみたてNISAは、金融庁が定めたガイドラインに合致した、投資信託に投資をします。
手数料が安く、リスクの低い、成長性がある金融商品が厳選されています。
できるだけリスクを減らしたい人には、つみたてNISAが向いています。
少額でコツコツ投資したい人
つみたてNISAは、年間の非課税金額の枠は小さいですが、非課税期間が20年と長いです。
投資信託を、定期的に購入しながら長期間運用することになります。
投資信託×長期投資×分散投資、この組み合わせは長期であればあるほど、リスクを軽減できるでしょう。
教育資金や、老後資金を、中期~長期でコツコツ運用したい人には、つみたてNISAが向いています。
投資初心者・投資になれていない人
つみたてNISAは、金融商品の選定や、購入タイミングに迷うことがありません。
定期購入で資産形成し、金融商品が絞られているため、大きな判断が不要です。
また、定期的に自動で積み立て投資がされるため、購入単価が平均化されます。
最初の設定後、手間をかけずに運用できる点で、初心者には、つみたてNISAが向いています。
2024年からNISAは2階建て制度の新NISAへ
2024年から、NISAのみ2階建て制度になります。
1階は20万円分の、投資信託の積み立てエリア。
2階は102万円分の、株式投資や投資信託へ投資ができるエリア。
NISAが新NISAへ制度変更されることを、踏まえて判断しても良いでしょう。
まとめ
- 「NISA」と「つみたてNISA」は、どちらか一つを選択して運用する。
- NISAは年間120万円、つみたてNISAは年間40万円の非課税枠が利用できる。
- NISAは5年間(ロールオーバーで最長10年間)、つみたてNISAは20年間の運用が可能。
- NISAは株式や投資信託など幅広く扱え、つみたてNISAは投資信託。
- NISAは、資金が多い人・短期~中期売買したい人・投資に慣れている人にオススメ!
- つみたてNISAは、リスクを抑えたい人・少額コツコツ投資したい人・初心者にオススメ!
「NISA」と「つみたてNISA」のどちらが、あなたに向いているのかがわかったと思います。
私はあまり詳しくないので、つみたてNISAを始めてみようかと思います!
投資は金額の多さよりも、自分に合っている運用が出来ているかの方が大事です。
ムリなく始めてみましょう。
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