FXで使われるナンピンの意味は？使われる場面も解説！

ナンピンとは…

ナンピンとは、「自分が保有してるポジションに対して逆の方向に通貨が動いたときに、新たにポジションを取る」ことです。

取引方法のことを言います。

FXのナンピンはどのようなときに使われる？

ナンピンがどのような時に使われる手法なのかを、例を挙げて説明します。

現状のポジションが1ドル/100円だとします。

99円50銭になった時にポジションを新しく取り、99円になった時にまた新しいポジションを取る手法をナンピンと言います。

合計3つのポジションになりました。

その後、1ドル/110円になったとします。

この3つのポジションを決済した場合、以下のような利益となります。

100円のポジション　　　→10円の利益

99円50銭のポジション　→10円50銭の利益

99円のポジション　　　→11円の利益

最初のポジションから下がった際に、その都度ポジションを増やしていく取引をした際に、ナンピンしたとなります。

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FXのナンピンを使っても良い場面は？

ナンピンを使ってもよい場面は主に3つです。

1. 下落相場になったと判断できる時。
2. 証拠金が十分にあり、証拠金の維持率も高い時。
3. 中長期の取引を計画しており、目先の価格の変動を気にしない強い気持ちがある時。

3つの場面について、それぞれ説明します。

下落相場になったと判断した時

下落のタイミングでポジションを取れば、安い価格でポジションが取れるという事です。

値上がり後に決済すれば、大きな利益を狙うことができます。

思った通りに値上がりすれば問題はありませんが、下がり続ける場合もあります。

「下落だ！今だ！」

と判断するのは自己判断であるため、予想と反することもあることを覚えておきましょう。

証拠金が十分・維持率も高い時

資金が十分にあり、新規のポジションを取っても証拠金維持率が維持できれば、単純に安い時にポジションが増やせます。

証拠金が十分にあれば、多数のポジションが取れるため大きな利益を生むチャンスを作ることができます。

中長期取引で目先の価格の変動を気にしない時

ナンピンという取引は、短時間で取引を進め利益を得るだけの取引方法ではありません。

長い期間ポジションを維持し、決済のタイミングまで待つことができる人にも有効な手法です。

相場は毎日値動きを繰り返し、利益が出てもその数分後には赤字になるというのを毎日繰り返します。

目先の値動きに一喜一憂していては、気持ちが持たない人もいるでしょう。

中長期でポジションを持ち、上がりきったタイミングを見計らって利益を得ることも可能です。

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FXのナンピンは使っていくべき？

使っていくべきかは取り組む人の状況によります。

「使ったほうがよい人」と「使わない方がよい人」をカンタンに紹介します。

ナンピンは有効な手法です。

安い価格でポジションを取り、高い価格で売って利益を得る。

FXに限らず、投資の基本に忠実に取引することが目的です。

しかし、「損切りができない…」、「上がる気がする…」などの根拠のない取引しかできない方には向いていません。

リスクのある取引手法であるということを把握し取引をしてください。

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まとめ

• ナンピンとは、持っているポジションの反対に値動きした時にさらにポジションを取る手法。
• 相場の状況が判断でき、なおかつ資金が豊富にある場合に有効な手法。
• ポジションを増やして、大きな利益を出すことが可能。
• 値下がりを続ける相場に対しては、大きな損失が生じるリスクもある。
• ナンピンを使ってよい人は、FXの知識と資金がある人。
• 初心者と感覚で取引している人は使わない方がよい。

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