株式投資で、「米国市場のボラティリティが…」とか言われることがあります。
ボラティリティってなんですか?
ボラティリティは、価格変動率(価格変動幅)のことです。
大きいほどリターンが取れますが、逆に動けば損失も大きくなります。
リスクの正体といってもいいかもしれません。
リスクを小さくするのが投資の原則なら、ボラティリティも小さくしなきゃいけないんですか?
理論的にはボラティリティは小さい方が良いです。
しかし、米国に投資をする以上は一定以上のボラティリティは覚悟しておきましょう。
株式は景気好調局面や後退局面で、ボラティリティが大きくなる金融商品です。
ボラティリティは高くなる傾向にあります。
- 「高ボラティリティ銘柄の特徴」
- 「低ボラティリティの特徴」
- 「ボラティリティのチェック方法」
- 「オススメの手法」
を説明します。
【目次】 クリックで該当箇所へ移動!
高ボラティリティ銘柄は利益も大きいが損失も大きい
高ボラティリティ銘柄は、利益が大きくなりますが、損失も大きくなります。
高ボラティリティの商品は、株式、リート、コモディティ(仮想通貨含む)です。
ボラティリティが高い商品を組み込んだ、ETF(上場投資信託)や投資信託も存在します。
ボラティリティが高まる時期は、景気指数が発表になる時、戦争や疫病の蔓延などがタイミングです。
静かに上昇していても、急に下落するということもありえます。
景気動向やセンチメントは確認しておくようにしましょう。
特にコモディティは、普段上昇があまりみられず有事の際には値段が跳ね上がり、収まるタイミングで下落します。
高ボラティリティ商品を扱う場合は、リスク管理を厳密に行い許容範囲の資金を動かすように心がけてください。
低ボラティリティ銘柄は安定した運用がしやすい
低ボラティリティ銘柄は、比較的安定した運用ができます。
しかし、代わりにリターンが低い傾向にあります。
低ボラティリティの商品は、現金、社債、国債といったものです。
低ボラティリティ商品でも、米国債券ETFはイールド(配当や利息)が若干高めの商品になります。
米国債券ETFでは、以下のようなものがオススメです。
- AGG(イールド:1.82%)
- BND(イールド:1.93%)
- TLT(イールド:1.32%)
- TIPS(イールド:3.81)
米国債券ETFは、株式に比べて安全な商品ですが、銀行金利が上昇すると暴落する危険があります。
低ボラティリティですが、常に安全というわけではないため認識しておいてください。
現金も、インフレによっては価値が減少していくため必ずしも安全ではないことも覚えておきましょう。
ボラティリティはどうやってチェックするの?
ボラティリティは流動性が関係するため、チャートツールで投資ボリュームを見ることで判断ができます。
投資ボリュームがない場合は、ボラティリティの高まりはおきません。
ボラティリティが高まる時期は、以下のようなタイミングです。
- 国の景気動向指数発表の時期
- 金融緩和により金融引き締め(テーパリング)が近い時期
- 疫病の蔓延
- 戦争
個別株では、会社の決算発表や不祥事などでもボラティリティは高まります。
経済ニュースはチェックしておくのがオススメです。
ニュースのチェック、景気動向指数のチェックを習慣にしておきましょう。
テクニカルでも確認できますが、ファンダメンタル面が強いためファンダメンタルズ分析もできるようになると効果が上がります。
テクニカルとは?
株価の値動きや相場の予測を、データや経験則から行うこと。
ファンダメンタルとは?
企業の財務状況や業績をもとに予想した、企業の本質的な価値や市場価格とのギャップのこと。
ボラティリティに合わせたオススメの取引手法
オススメの取引手法は、ETF(上場投資信託)で資産分散をする方法です。
ETF(上場投資信託)での投資の場合は、幅広い金融商品にリアルタイムで投資をすることができます。
ボラティリティは、どれだけリスクを負うことができるかで投資手法を変えていくことが必要です。
潤沢な資金がある人であれば、損失が出てもある程度は耐えられます。
個別株の一括投資で集中させるという方法を取ることもできます。
しかし、一括投資ができるのは資金3,000万円を超えたアッパーマス層の人など限られます。
普通のマス層の人は、危険なリスクを選択するのはオススメしません。
老後に蓄えておかなければならないお金なので、広く分散したポートフォリオでリスクは分散しておく必要があります。
特に、株式を運用したい場合、リスクを考えると債券の存在は必要不可欠です。
必ず運用の際には、最低でも25%は入れるようにしましょう。
債券を入れることで、相反する金融商品を保有できるのでリスクも小さくすることができます。
ボラティリティも小さくする運用が可能です。
これまでに紹介した、
- 『AGG(iシェアーズ米国総合債券市場ETF)』
- 『BND(バンガード米国トータル債券ETF)』
- 『TLT(iシェアーズ米国国債20年超ETF)』
を加えて運用することをオススメします。
債券不要論もありますが、堅実に運用をしたいのなら検討してみてください。
ボラティリティを意識する場合は、現金比率と債券を入れることを意識しておきましょう。
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まとめ
- ボラティリティとは、価格変動率(価格変動幅)のこと。
- ボラティリティが高まると、 リターンが大きくなるが損失も大きくなる。
- ボラティリティをコントロールするには、逆相関関係にある債権比率を増やす。
- ボラティリティをコントロールするには、現金比率を高める。
- ボラティリティをコントロールするには、高ボラティリティ商品の比率を減らす。
株式投資のボラティリティは、価格変動率のことです。
ボラティリティは、ただ大きくすればよいわけではありません。
ボラティリティが上がると、利益も損失も大きくなるため注意しないといけませんね。
リスクへどう対策するかが大切です。
債券は、金利上げで暴落するリスクがあるため現金比率を高める。
現金は、インフレ局面では価値が低くなるため外貨に変える。
対応の1つとして覚えておいてください。
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