歌ってみたや、ゲーム配信をしてみたいのですが許可は必要ですか?
注意点があれば知りたいです…
ライブ配信では音楽・ゲーム・ダンスなど様々なコンテンツがあります。
コンテンツを正しい方法で配信しなければ、著作権の侵害となり、賠償責任を負う可能性があります。
記事では、「著作権侵害のよくあるケース」、「注意点」、「対処法」などを紹介します。
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ライブ配信に係わる著作権とは!?どんな法律なの?
著作権法とは、どんなものなのでしょうか?
著作権法とは著作者の創作物と著作者自身の人格を守るための法律です。
著作権法
第一章 総則
第一節 通則
(目的)
第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。
著作者の創作物は、正式には著作物と呼ばれます。
著作物を守るために、著作権(財産権)が存在します。
著作権(財産権)は、不正利用から著作物を守るためにあります。
例えば、複製権、上映権、貸与権などの様々な権利がありますが、権利を侵す利用方法は著作権の侵害とされます。
また、著作者自身の人格を守る権利として、著作者人格権が存在します。
この権利を保持することによって、著作者の意思に反する公表や、タイトル、内容の変更は自由に決めることができます。
ライブ配信でよくある著作権侵害のケース
ライブ配信でも、著作権の侵害は起こりえます。
ライブ配信でよくみられる、著作権侵害のケースを5つ紹介します。
十分確認してから、ライブ配信に挑戦しましょう。
音楽の著作権侵害
1つ目は、音楽の著作権を侵害するケースです。
例えば、著作権者の許可を得ずに以下の行為をすると、著作権侵害となります。
- BGMとして音楽を流す
- カラオケボックスで歌う
- 市販の音楽に合わせてダンス
- 演奏をする
ちなみに、カラオケアプリで歌ったり、リミックスした音楽を配信したりすることも著作権侵害に当たるので注意しましょう。
ダンスの振り付けの著作権侵害
2つ目は、ダンスの振り付けの著作権を侵害するケースです。
ダンスや舞踊の振り付けは、顕著な独創性が表れている場合には著作権が認められています。
無断でダンス動画を配信することは、著作権(財産権)の複製権や公衆送信権の侵害となってしまいます。
出版物の著作権侵害
3つ目は、出版物などをライブ配信で利用するケースです。
ライブ配信の中で引用をせずに、朗読をしたり内容を紹介したりすることは著作権の侵害に当たります。
ゲームの著作権侵害
4つ目は、ゲームや映画をライブ配信内で扱うケースです。
ゲームの配信はライブ配信でも人気のコンテンツです。
しかし、ゲーム内の映像や音楽が視覚的かつ視聴覚的効果があるとされるため、著作物として扱われます。
許可を得ずに、ライブ配信でゲームを行ってはいけません。
写真や絵画の著作権侵害
5つ目は、写真や絵画を扱うケースです。
写真や絵画は著作物として認められています。
実物ではなく、画像データになっても同様です。
権利者の許諾を得ずに、画像データなどを用いると著作権を侵していると判断される可能性があります。
ライブ配信で著作権を侵害しないために気を付けたいこと!その注意点とは
うっかり著作権を侵害してしまった!
という事態は避けたいものです。
ここでは、前述したよくある著作権侵害のケースをもとに、著作権への対策を紹介します。
音楽の著作権対策
音楽に関する著作権を侵害しないためには、「JASRAC」に申請しましょう。
JASRACは国内の音楽の著作権を管理している団体です。
この団体に使用料を支払ったり、楽曲利用の申請をしたりすることで、著作権の侵害をすることなく音楽を利用することができます。
ライブ配信サービスによっては、サービス内から手続きをすることで「JASRAC」への申請を代行してくれます。
ダンスの振り付けの著作権対策
ダンスなどの振り付けに関しては、著作者の許諾を得ることが必須です。
ただし、著作者が公で利用する許可を出している場合には、条件を満たすことで利用できます。
許可されている範囲、またはオリジナルの要素が強い内容で配信をしましょう。
出版物の著作権対策
出版物をライブ配信で扱うケースに関しては、引用をしましょう。
引用の際に注意すべき点は以下です。
- 人の作品だと分かるように明確にする
- 説明の補足程度に使う
- 改変しない
- 出典の紹介をしっかりする
引用だけでは足りず、出版物の中身を配信したい場合は、著作権者の許可を得るようにしましょう。
ゲーム配信の著作権対策
ゲーム配信に関しては、ゲームメーカーが一定の条件のもとで、ゲーム実況を認めている場合があります。
ライブ配信を行う際には、配信が認められているゲームを用いることがオススメです。
どうしても許可がでていないゲームを使用したい場合は、著作権者の許可を正式に得てからライブ配信で使いましょう。
写真や絵画の著作権対策
写真や絵画の著作権に関しては、著作権フリーの画像を使うことをオススメします。
著作権フリーの画像であれば、著作権者の許諾を得る必要がないため、カンタンに使うことができます。
著作権フリーの画像でなければ、正式な手続きのもとで許可を得るようにしましょう。
ライブ配信で著作権を侵害した可能性がある場合の対処法
故意ではなくても、著作権を侵害してしまったという場合にはどうすればいいのでしょうか?
著作権を侵害してしまった場合の対処法を紹介します。
著作権の侵害をした疑いがある場合には、著作者から侵害の指摘を受けます。
指摘を受けたら、実際に自分が侵害をしてしまったのかを確認してください。
自身が著作権を侵害していることが認められれば、直ちに謝罪をしましょう。
そこで著作権者に納得してもらえれば、賠償責任などを求められない可能性があります。
- 著作者から、著作権侵害の指摘をされる。
- 著作権を侵害しているか確認。
- 著作権を侵害していたら、直ちに謝罪!
ご自身が著作権の侵害をしたとは認められない場合や、相手側が納得しない場合には、話し合いや訴訟での解決になります。
けっして、指摘や話し合いを放置することなく、解決できるように努めましょう。
まとめ
- 著作物の利用には許諾が必要。
- 音楽は、「JASRAC」に利用申請をする!
- ダンスの振り付けは、公式に認められている振り付けを利用することがオススメ!
- 出版物は、引用の範囲で利用する。
- ゲーム配信は、正式に配信が認められているゲームを使うと安心!
- 画像は、著作権フリーの画像が便利!
ライブ配信で注意すべき、著作権侵害がわかったと思います。
著作権を侵害しないように注意します!
使用が認められているものや、申請すればOKなものから選びますね♪
うっかり著作権を侵害しないように、対策をしてライブ配信を行いましょう。
ファンが増えてから注意するのではなく、はじめから気を付けてください!
では、ライバー活動を楽しんでください♪
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