仮想通貨取引で含み損です…
株やFXと同じように、確定申告で損失の繰り越しはできますか?
仮想通貨取引では損失の繰り越しはできません。
「繰り越しができない理由」、「損失への対処方法」、「損失との上手な付き合い方」について説明します。
※この記事は海外の取引所を推奨するものではありません。
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仮想通貨取引での損失が繰り越しできない理由
仮想通貨取引は、なぜ損失の繰り越しができないのでしょうか?
法律で定められていないからです。
「損失の繰り越し」は、所得税法では「繰越控除」と表記されます。
損益通算の1つです。
FXや株式などの取引では、損失金額を3年間繰り越しすることができます。
翌年以降の利益から差し引きして、課税所得を減らすことが可能です。
しかし、仮想通貨の取引ではできません。
なぜ仮想通貨の取引では損失の繰り越しができないのか、FXと比較して説明します。
FXの損益は、確定申告では「先物取引に係る雑所得等」という項目で計上します。
一定の要件のもと、損失を3年間繰り越しできると所得税法上で定められています。
参考:No.1521 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係|国税庁
仮想通貨の損益は、確定申告では「雑所得」という項目で計上します。
FXとは扱いが違います。
雑所得は所得税法上、繰越控除についての記載がありません。
総合課税に該当する所得の中で控除ができるものとして法律で定められているのは、不動産所得、事業所得、譲渡所得、山林所得の4つだけです。
記載がないということは法律で定められていないことになるため、「仮想通貨の損失繰り越しはできない」となります。
仮想通貨取引での損失はどのように対処すべきか
仮想通貨の取引では、損失の繰り越しはできません。
少しでも損をしないために、どのように対処すべきか?
3つの対処方をご紹介します。
- 早めに損切りする。
- ステーキング、ファーミングなどで運用する。
- 一旦、仮想通貨から離れる。
早めに損切りする
投資を行う場合、損切りは重要な問題です。
損切りしなければならないと分かっていても、なかなかできない人も多いものです。
損切りは勇気が必要なものです。
売った次の日に価格が暴騰するかも…
なんてことを考えると損切りに踏み出せません。
しかし、含み損を抱えたまま資金を寝かせておくのは機会損失につながります。
損切りをすると、別の仮想通貨が購入できたり、下落したタイミングで安く購入したりが可能になります。
機会損失をできるだけ避けるため、ポジティブな考え方をすると損切りに踏み出しやすいかもしれません。
ステーキング、レンディングなどで運用する
ステーキングは、対象の仮想通貨を保有して、ネットワークに参加することで報酬がもらえる仕組みです。
要するに、銀行預金の金利のようなものです。
仮想通貨を口座に持っているだけで、運用した仮想通貨がもらえます。
レンディングは、文字通り仮想通貨の貸付です。
取引所に仮想通貨を貸付けることで、金利分の仮想通貨を受け取ることができます。
ステーキングとレンディングのサービスは、国内でも『コインチェック』や『GMOコイン』などの大手取引所が導入しています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
対象の仮想通貨を置いておくだけ、貸付を行うだけで収入が得られます。
ただ放置しておくよりもお得なサービスです。
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一旦、仮想通貨から離れる
損失が気になって、毎日ことあるごとに相場をチェックしてしまう方もいると思います。
損失が大きいときは気になっても仕方ないので、気持ちがよくわかります。
しかし、損切りする勇気がなく、ステーキングなどもよくわからないという方は、思い切って仮想通貨から離れるのも1つの方法です。
仮想通貨はボラティリティが高いので、毎日相場に張り付くのは精神的に良くありません。
一度暴落した価格が翌月には2倍になっている、なんてことは今の仮想通貨相場ではよくあることです。
個人的には、仮想通貨の相場はまだまだこれからだと思っています。
久しぶりに見たら大きな含み益になっている可能性もあるため、一度忘れて他のことに集中してみるのも一つの手だと思います。
「早めに損切り」、「ステーキング、レンディング」の2つに比べると、ただ単に資金を寝かせるだけで何も生み出しません。
勇気を出して損切りし次の投資先を探すか、ステーキングなどのサービスを利用する方が投資効率を挙げられる可能性は高いでしょう。
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損失とうまく付き合うには
仮想通貨の損失は繰り越しできませんが、確定申告をすることで雑所得同士で損失を差し引きすることは可能です。
仮想通貨以外で副業収入がある人などは、他の所得から仮想通貨取引の損失を差し引いて申告することができます。
税金が減らせるため覚えておきましょう。
記事内で紹介した内容を知っているだけで、損失を軽減する方法はあります。
税制などをしっかりと学び、損失をうまく利用することも投資のテクニックの1つです。
また、仮想通貨取引に限ったことではありませんが、損失の原因をしっかりと突き止め、次の投資に活かすことが大事です。
損切りは大切だと説明してきましたが、少し価格が下がったからといって、原因も調べずにすぐに損切りしてしまうのはよくありません。
- なぜ下落したのか?
- 情報をよく読み取ったか?
- まだ下がるのか?
- すぐに元の価格に戻るのか?
などの判断をする必要があります。
損失を出してしまった時点で、やっぱり投資は危ないと言ってやめてしまう初心者の方は多いです。
しかし、そこでやめてしまっては負けっぱなしになってしまいます。
負けた経験を活かし、次はどうしたら勝てるかの戦略を考えることが重要です。
「損失=授業料」とポジティブに考えて、次の投資に挑みましょう。
もちろん生活に支障が出ない範囲内で投資は行いましょう。
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まとめ
- 仮想通貨で損失の繰越は不可能!
- 当年の他の雑所得(副業収入など)から損失を差引くことは可能。
- 含み損がでたら損切りすることも大切。
- ステーキング、レンディングなどで運用して乗り切る方法は有効!
- どうしても損切りできないときは、仮想通貨から離れるのも1つの方法。
- 損失の原因をしっかり把握して、次に活かすことが投資を続けるうえで重要。
仮想通貨の損失は繰り越しはできません。
仮想通貨の損失にはどう対処すればよいかを参考にしてください。
損失が出たとしても、その後にどう動くかがポイントですね!
仮想通貨は繰越控除が使えないため、株式やFXとは違った考え方が必要です。
仮想通貨はまだまだ発展途上の市場です。
相場の乱高下が続くこともあるでしょう。
一時的に損失が膨れ上がったとしても、一旦落ち着いて情報をしっかりと読み解いてみましょう。
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