環境分析のフレームワークってたくさんあるなぁ…
どれを使ったらいいのだろう…
様々なフレームワークがありますが、私がオススメするのは3つのフレームワークです。
この記事では、内部環境分析に関わるフレームワークと利用方法について説明します。
【目次】 クリックで該当箇所へ移動!
環境分析とは
環境分析とは、自社が置かれている状況を正しく理解することで、課題や戦略を明確にすることです。
大きな社会の流れである「マクロ環境」、業界の流れである「ミクロ環境」があり、それらが自社にどのような影響を与えるのかを検討していきます。
環境分析の目的
環境分析の目的は、分析を通して戦略目標を立てることにあります。
外部要因と内部要因などから、重視すべき内容を絞り込みます。
様々な視点で、事実やデータをもとに分析を進めていくことで、効果的な分析ができるでしょう。
戦略目標を立てた後は、基本戦略に落とし込みます。
環境分析を行うための代表的なフレームワーク
外部環境分析
PEST分析
PEST分析は、外部環境の中でも、マクロ環境を分析するフレームワークになります。
【P】:Politics(政治的環境要因)、【E】:Economic(経済的環境要因)、【S】:Social(社会的環境要因)、【T】:Technological(技術的環境要因)の4つの項目について分析します。
5Forces分析
5forcec分析は、自社を取り巻く業界の魅力度を分析するフレームワークになります。
ここでの魅力度とは、収益を生み出しやすいのかを指し、競争環境を明確にしていきます。
「新規参入の脅威」、「売り手の交渉力」、「買い手の交渉力」、「代替品や代替サービスの脅威」、「競合との関係」の5つの項目について分析します。
内部環境分析
バリューチェーン分析
バリューチェーン分析は、提供する製品やサービスが、どのような事業活動を通して付加価値を与えているのかを分析するフレームワークです。
「価値の連鎖」、「物の連鎖」といった考え方で進めていきます。
VRIO分析
VRIO分析は、内部環境である、自社の強みと弱みについて分析するフレームワークです。
【V】Value(経済価値)、【R】Rarity(希少性)、【I】Imitability(模倣困難性)、【O】Organization(組織)の4つの項目について分析します。
内部・外部の両面からの環境分析
3C分析
3C分析とは、内部と外部の両面から、ミクロ環境である業界環境を分析するフレームワークです。
【Customer】:市場環境、【Competitor】:競合環境、【Company】:自社環境の3つの項目について分析します。
SWOT分析
SWOT分析とは、内部と外部の両面から、自社の現状を分析するフレームワークです。
内部要因である【Strength】:強み、【Weakness】:弱み、外部要因である【Opportunity】:機会、【Threat】:脅威の4つの項目について分析します。
効果的に環境分析を進める
外部環境と内部環境の分析の順序を守る
分析を効果的に進めるには、順序を守ることが重要となります。
論理的思考で進める必要があり、【A】だから【B】、【B】だから【C】と検討した場合、もし【A】が間違っていたら根底から覆ってしまいます。
そのため、進める順序は必ず以下の通りにしましょう。
- 外部環境
- 内部環境
利用して欲しいオススメのフレームワーク
記事の中で、様々なフレームワークをご紹介しました。
その中でも、私が特にオススメしたいのは次の3つです。
- PEST分析
- 3C分析
- SWOT分析
時間が無限にあり、分析好きであれば全部のフレームワークを網羅的に利用することもできるでしょう。
しかし、変化のスピードが速くなっている昨今では、素早い対応が求められるため絞って活用していきます。
その点、上記の3つのフレームワークは、お互いに分析結果をつなげやすく、押さえておきたいポイントも網羅できます。
PEST分析、3C分析、SWOT分析をどのように活用するか?
どのフレームワークから進めるのかも順序があります。
順序は以下の通りです。
- マクロ分析
- ミクロ分析
- 現状分析
つまり、分析の順序は以下のようになります。
- PEST分析
- 3C分析
- SWOT分析
大きな社会の変化を「PEST分析」、業界の変化を「3C分析」、それらの情報を「SWOT分析」へ落とし込み戦略目標を立てます。
3つの分析を通して、より精度の高い分析を行うことが可能となります。
環境分析能力を高めるには
アンテナの感度を上げておく
社会人としての基本のような話になってしまいますが、社会情勢や経済情勢については日ごろから注視しておきましょう。
また、新技術や業界紙なども情報として取り入れておくと、変化をいち早くキャッチすることにつながるでしょう。
これは、自身の情報に対する意識の強さが、そのままアンテナの感度となると言えます。
網羅的な知識の吸収
様々なニーズを知り、またそのニーズを満たすには知識量が多い方が効果的な分析となります。
意外な情報同士が結びつき、アイデアとなることもあります。
例えば、ファイナンシャルプランナーの業務で得た知識が、転職時の手続きに活かせたり、防火管理者の知識が、店舗出店の際のノウハウに繋がったりします。
こういった、ある知識と別の知識とが繋がる「潜在学習」は、課題を突破するアイデアとなるため知識は網羅的に吸収すべきです。
書籍での学習
環境分析の知識をより深めるには、書籍で学ぶことも良いでしょう。
先人たちが、自身の失敗や成功から学んだことを纏めたものが、数多くあります。
事例を元に説明している書籍や、特定の業界について記した書籍もあるので、いくつか目を通すことで得る気づきもあるでしょう。
オススメをご紹介しておきます。
講座での学習
講師による講座の受講も、知識を深めるには良いでしょう。
生徒のレベルに応じた講義をしてくれますし、解らないところを質問できるのもオススメです。
何より一番良いと感じるのが、同じような意識を持った仲間たちと受講できることです。
モチベーションも上がりますし、マインドセットがしやすくなるでしょう。
まとめ
- 環境分析は、自社の置かれている状況から、課題や戦略を導き出すツール。
- 環境分析の目的は、戦略目標を立てること。
- 環境分析の順序は、①外部環境、②内部環境の順に進める。
- オススメのフレームワークの順序は①「PEST分析」、②「3C分析」、③「SWOT分析」の順に分析を進める。
- 書籍での学習で、先人たちの知恵を借り知識を深めよう!
- 講座での学習で、より実践的なスキルを身に付けよう!
記事を読んで、環境分析を効果的に行う方法が理解できたと思います。
順序を守り進めてみます!
講座で仲間と学ぶのも面白そうですね♪
分析方法を知り終わりではありません。
得た知識とスキルは、あなたの大きな味方となるでしょう!
一緒に成長していきましょう♪
最後まで読んでくださって、ありがとうございます!よろしければ、ブログやSNSで、「ミヤビ屋ブログ」をご紹介ください!
←ページ上部と下部に「シェアボタン」があります。よろしくお願いします♪